2chにおける国籍法改正反対運動について

今年の6月か7月に退去強制令書発付処分取消等請求事件の裁判において最高裁違憲判決を下した。
それで10月ぐらいから国籍法改正の審議がはじまって、閣議決定がなされた11月頃を2chを中心としたインターネット上で国籍法改正の反対運動がなされた。
はっきり言ってしまうと僕はこの運動に全く興味がなかった、またはうざったいと感じていたのでニュー速やVIPでもそれらのスレは完全にスルーしていた。
けど



国籍法コピペ爆撃に加担した鬼女、プロバイダからの速達警告で恐怖のどん底に



このスレを見てから「この人たちは本当に暇人なのか、本当に国籍法のコピペやる以外にやることないのか」と別の意味で興味を持ってしまった。



どんな運動でもまず誰かが始めなければ始まらない。
そしてこの運動を始めた者は法律というもを理解しているとも思えない。
多くのブログでも書かれている通り、最高裁の判決にかみつくってのはどうなのと思う。
司法と政治は常に独立しているんだから・・・。
それにこの裁判長は選挙による国民審査を経て、最高裁の裁判長になったのだから。
気持ちはわかるが自分と関わりのない人間が勝手な判決を出したと一概に言うことはできない。



そしてこの運動の発端者のに続く人々が一番始末が悪い。
彼ら彼女らが運動をより扇動的に、そして悪い方向に持っていっている。
発端者より法案を理解しておらず、ただ周囲に流されて数を増やしていく。
しかもやっていることといえばコピペ爆撃程度で、上にある通りISPから警告が来るありさまだ。
これがまだ中学生や高校生だとしたらまあ、いいのだけれど大学生や社会人がこんなことをやっていると思うと考えものだ。



暇で流されやすい、自分の考えを持たない人間がネットを利用するとこうなるという一例を今の現状がわかりやすく示しているのかもしれない。